2012/03/02

【活動報告】2012/2/14 福島県白河市(双葉町仮設住宅)ビューティボランティア

皆さんこんにちは!
2月はバレンタインデーにまちこちゃんととしこちゃんにリーダーになって頂き福島に行ってきました。ひとみさんもヘアスタイリストなどのお友達4名にも声をかけて頂き、計15名でビューティボランティアに行ってきました。17名の双葉町から避難してきて白河市の仮設住宅や借り上げ住宅に住んでいらっしゃるかたにカット・カラー・メイク・マッサージなどしてきました。
そもそもボランティアがあまり来ず、このようなヘアカットやメイクをしてくれるというボランティアは初めてだったそうです。

今回はファンケルさんの紹介で(社)日本通信販売協会(JADMA)がスポンサーとなって下さいました。
今回は初参加のJunさんとご家族を震災で失いながら仙台のスタッフとして頑張ってきて頂いている尾形さんからの報告です。

まずは、初参加のJunさんからの活動の感想です
2/14V'dayに初めてTKdV/Beauty Volunteerに参加させて頂きましたJUN UCHIDAと申します。
Hair Make Upの友人Hitomiさんが誘ってくれたのをきっかけでした。
私は人を美しくするスキルもありませんし、そのような職歴もございません。
”自分が可能な範囲で出来る事はなんだろうか?” 
自問自答しましたが,考えていてもしょうがないので,
雑用でもなんでもいいから申し込みをしてしまいました。

最終的に出発の前日には, 趣味のカメラを通じて 
”笑顔を撮りに行きたい” というのが後付けの動機です。

2/14 当日。周囲の参加者はテキパキとhair,nail,make upの作業に取りかかる中
私は右も左もわからないまま,シャッターをおろしました。
現地で過ごした時間はあっという間に過ぎてしまいました。
自分の中では何が正解だったのかは,今でも分かりません。
しかし, 何よりも
美しくなった方々がレンズを通して一瞬でも満面の笑みを私に向けてくれた事が収穫でした。”

個人的には震災後NPO,NGOに属さない形で被災地の支援をしていますが,
TKdVの活動は非常に新鮮な出来事であり,また機会が合えば参加させて頂きたいと思います。

参加者の皆様お疲れ様でした!
そして,これから参加しようか迷ってる方も  "百聞は一見に如かず!"  是非参加してみてはいかがですか?

続いて尾形さんからの報告です。

お母さんを待つ間バレンタインカード作りに挑戦。
『子供孝行をしましょうってみんなで言っているんです、親孝行ではなくて、子供孝行をね。』

これは、2月14日(バレンタインデー)に福島県の仮設住宅の方のお話です。今回は原発近くの町、双葉町の方が避難している仮設住宅(福島県白河市)の集会所でビューティボランティアの活動をさせて頂きました。


聞くと、多くのみなさんが原発の影響で家族や子供たちとバラバラに住むことになってしまったそうで、今回出会った方々は福島の仮設に残りただ、ただ、子供たちや孫に、迷惑や心配はかけまいと思っているんですと語って下さいました。

『福島に捨てられたわけでも、置き去りにされたわけでもない、家族のお互いが今は自分たちのことで精一杯なのだから今出来ることは、お互いを静かに思いやることなんです。』
そうおっしゃっていました。

驚きもありましたが、逆にわたしはそんな福島のお母さんや女性たちが日本人として自分と同じ血が流れているような感じを受けました。
この日本人の姿がまた諸外国から『日本人の美徳』と言われるかもしれませんが、正直なところ原発の様々な情報や意見に左右され混乱しお疲れもあると思います
でも今回出会った福島の女性陣は優しく穏やかに迎えて下さり帰りは白い息をはいて、笑顔で私たちを外の外まで手を振って見送って下さいました。
原発問題が未だ収束しない現実の中ですが一時でも『笑顔』になって頂けたらとまたビューティボランティアを開催することで気分転換をするきっかけになればと思います。 


『今日は、顔だけじゃなく!心もお化粧してもらったみたい!!』

そう、最後にこう言葉をかけて頂きました。
その女性の笑顔には私たちみんなを笑顔にする力がありました。ボランティアをして、元気や勇気、笑顔を頂くのはいつもこちらのほうです。
福島県双葉町のみなさん、ありがとうございました。心から。
今後も私たちにできる一歩は『共感すること』なのではないでしょうか。
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訪れた仮設住宅です。木材が使われているスタイルを見たのは初めてでした。
次回は宮城県で3月23日出発、24日の活動です。
どしどしご参加ください。

ちえ

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