2012/06/25

【活動報告】2012年5月 生活再建支援・東松島・矢本現地活動報告


今回は東松島市・矢本で展開している手作りの雑貨をとおした生活再建支援の現地活動報告です。

まずは、初参加のアパレル関連のお仕事をなさっている矢野裕子さんからの報告です。

バッグのパターンを引く矢野さん

今回、初めての現場活動で、その場その場での対応に精一杯でしたが、実際の手仕事の様子を見ることは、今後の関わり方に大いに参考になると思いました。

そして、物作りとは、やはりとても手間と時間のかかること、ましてや、1人1人違う個性、技術に合わせた製品作りです。MTG時間以外でも個々に対応することも多く、安易ではないと実感しましたが、逆にそれを生かしたやり方、商品企画があるとも思いました。

左から、矢野さん、北川さん、尾形さん、プロジェクトのディレクター野田さん
し かし、ほんの数か月でここまで、土台を作られた野田さん始め、ママさん、その他のスタッフに頭が下がります。ここまで、相当ハードだったかと思います。ま た、ママさんたちとは、今回はおもに手仕事に関しての会話が多かったのですが「ミシンが(2台あったのに)全部流されちゃったのよね〜」などと聞くと、ああ、ここはそんな方ばかり、というか、全員そうなんだと改めて。ミシンも少し増やせるといいですね。しかし、物々交換イベントや、MTG部屋の整理にも、 積極的にHELPしてくださったママさん達、HELPどころか色々提案してくださり、助けていただきました!こちらから一方的ではなく「お互いに」という 雰囲気を感じられたのは収穫です。うれしいお裾分けもいただいたり。私とのBAG裏地作りのMTGでも、ああすればいい、こうすればいいと、意見交換が出 来て助かりました。

思 い返せば、あっという間の3泊4日の活動、でも、手仕事MTGに関しても、実際の手仕事作業にしても、時間はかかるもので、省略できるものでもありませ ん。じっくり根気よくですね。濃厚な日々でした。今回感じたことを忘れずに、また、周りに広めながら、来月の現地訪問に生かしたいと思います。  
矢野 裕子

次は、普段は塾講師をしている北川美奈(JOE)さんからの報告です。
彼女はxChangeという野田さんが関わっている、服などの物々交換をする活動のスタッフの方でママサポにも協力して下さっています。

レポート<初参加 北川美奈(JOE)・塾講師、xChangeスタッフ>

 交換会の現地スタッフが駄目になり急遽野田さんが皆さんへ声かけしてくれたお陰でAチームの方が設営から参加。簡単な指示をしただけでしたが、どんどん積極的に設営してくださいました!

 11時からスタート。ぽつりぽつりと参加の方が訪れ、「何をやっているの?」と様子がわからなかった方にも趣旨を説明しながら開始。仮設住宅内での開催だったので、家にもどり、また持ってくるわ、と再入場の方多数。 小学4年生のランちゃん、お母さんと一緒に参加してくれたのだが、そのうち受付嬢になり、ふたりで宣伝カードを作成し首からさげて、仮設住宅内をPR!

多数の新品の生活雑貨を持ち込んでいただいたので、「新品はおひとり一点」と声かけ。(せまい仮設住宅を占領していたようで、提供者の方も喜んでいた。) ママサポの素材としてご提供いただいた着物。裁断して使うにはもったいないとの野田さんの判断で出品。これがとても好評で、2/3くらいお持ちいただいた。

(普段は着なくても大切にしまっておいた着物、全部流されてしまったと、何人かの方から聞く。)

(さらに、着物の中から戦時中の古い新聞がでてきて、大賑わい。お茶会スペースでも、午後の学習支援でも皆さん興味津々。こんな発見も交換会ならでは!)

  普段のxChangeと違うなあと感じたのは、個々に物色、というより、みんなでわいわい選んでいる雰囲気。だれだれさんに似合いそう、リメイクしたら着られそう、などなど。 そばにお茶会スペースがあったので、お茶しながらお話しながら、野田さんのスタイリングが始まったり!

 
仮設住宅に備わっている収納は、大きな押入れ(天袋なしなので、上部には手が届かないと思う)、半分サイズの縦長の収納。特に仕切りなどがないので、収納は工夫が必要だと思った。(整理術ワークショップなどもいいかもしれない。)設営を手伝ってくれたAチームのうち、3名が戻って撤収もさくさくと手伝ってくれた。(本当にお母さんパワーはすごい!)15時からの教育支援ボランティアのスタッフの方も一緒に片づけを手伝ってくれたので、無事終了することができた。

 

被災地のママたちをサポートするママンサポーターズのスタッフとして参加したのに、実際のところ、現地のパワフルなママたちにサポートされていたのは私でした。。。

「物々交換会」、すべて流されてしまって、人にあげる物なんかないよなあ、との声も聞きました。物を持ち寄る、とかの原則ルールは、被災地では臨機応変に対応していったらよいのですね。次回の開催があれば、少しずつ生活の中に浸透し、自分が提供できる「なにか」を見つけることができるのかもしれません。何もないけど、といってラジオ体操の声かけから参加してくれたおじいさん。野田さんにスタイリングされてとてもうれしそうでした。その笑顔が、その場にいたみんなを幸せにしていたと思います
  
小さな子供から、おじいさんおばあさんまで、本当に幅広い人たちに参加してもらい、楽しんでもらったxChangeは、私が関わった中で初めてでした!被災地の方の苦しみは、近くにいると辛くなる事もありましたが、心だけは寄り添える。まだまだ、自分のやれる事をやっていきたいと、心に強く思いました。 > JOE
 今回はノダの実家で製造しているおもちゃ!を1箱譲ってもらい矢本の子供へ提供しました!孫へ!我が子へ!とあっという間になくなり、とても喜ばれよかったです。
今回の交換会は幅広い年齢の方に喜んでいただき、さらに一緒に築いた感もあり大成功♪
いろんな支援活動も目指すママンサポーターズです!>野田治美 (プロジェクト エグゼクティブディレクター)
(現地の皆さんが積極的に前向きに頑張っておられる事、皆さんでワイワイ楽しく過ごされている事が伝わってきて何よりも嬉しいご報告です。いままでこのプロジェクトを引っ張ってきて下さった野田さんに心から敬意を表します。また、野田さんを様々な方面で助けてきて下さったヴァユさんをはじめ多くの皆様ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 Tokyo de Volunteer 代表 ちえ)

2012/06/20

【ボラ案内】7/14深夜発-7/15仮設住宅壁面ペイント&ビューティボランティア in 石巻

今回のボランティアはNPO Happy Steps とのコラボです。

Happy Steps は「フラワープロジェクト」を手掛けてきました。

このプロジェクトのミッションは
「仮設住宅での暮らしに彩りをもたらすポジティブな経験を通じ、避難中の住民が
1.自分の生活がよりよくなる希望を抱き
2.新しい事への挑戦と共同作業できずなを持ち
3.共に成し遂げ・成長する自分達に誇りを再確認する
互いに感謝を学びながら、本格的な再生と復興にむけ力強く前に進む事ができる。」
ことを目指すものです。

宮城県石巻市須江糠塚前にある全36世帯が入る仮設住宅の壁面に大きなペイントを施します。
プロジェクトの詳細はこちらです。


東京出発: 7月14日(土) 23:00
石巻到着: 7月15日(日) 08:00
活動: ペイント&ビューティボランティア 08:00~13:00
石巻出発: 14:00
道の駅到着: 15:00
道の駅出発: 17:00
東京駅着:   22:30

の予定です。

協働で行ういつもとは少し違った内容のボランティアです。是非たくさんご参加ください。


申込みはこちらのフォームでどうぞ

2012/06/11

【ボラ案内】6月29日(金)出発6月30日(土)宮城県女川町・東松島ビューティボランティア@女川&東松島


こんにちわ、被災地ビューティボランティアをしている尾形洋子です。
次回の活動日程が決まりました☆
活動日:2012年6月30日(土)(前日金曜日深夜出発)

東京から今回も私の勤務しているエスティーローダー㈱ の協賛により無料送迎バスがでます。
 
【東京から無料送迎バスで参加・ご案内】
出発日時: 6月29日()午後11:00  約10分前ごろまでに集合
出発場所: 東京丸ビル前 東京駅側 行幸通り沿い
帰着予定日時: 6月30日(土)午後10時ごろ
帰着場所: 東京駅丸ビル前
 
【活動場所のご案内】
午前 9時~11時半
女川町旭ヶ丘集会所(宮城県牡鹿郡)
午後 13時~15時
グリーンタウン矢本集会所②(東松島市)
この2箇所で各2時間活動致します。
お昼ごはんは移動のバスの中になると思いますのでご了承下さい。
 
【活動内容】
メイクアップ、ヘアースタイリング、ネイルケア、 ハンドマッサージ、肩もみ、お話相手 など
他に何か特技をお持ちの方はお問い合わせください♪
【申込み方法】
 このリンクの申込みフォームに必要事項を記載頂き、SUBMITボタンを押してください。







さて、最近は雷雨や竜巻など不安定な日本の気候に戸惑ってしまいますね
皆さんの地域はいかがでしょうか。
自然の猛威になすすべがなく、被災して初めて普段の生活の有難さがわかるものです。
実はわたし自身、東日本大震災で実家と家族を亡くした一人でありますが
ビューティボランティアの活動に参加させて頂いています。
自分のためにも、他人に何かする・したいという気持ちはわたしにとっても貴重体験です。
先日はわたしたちTKdVもジョイントしたことのある絆JAPANさんの活動に個人的に参加してみました。
福島県南相馬市の旧警戒区域の泥かきを手伝ってみたのですが泥かきで片付いていくのを見て南相馬の方はとても喜んで下さいました
でもそのお顔を見たときに、ふと感じたんです。
 (もっとやって欲しいと思ってる・・もっと来て欲しいと思っているな・・)と。
同じ被災者としての立場からそう感じてしまったのだと思いますが、被災地の方は待っているんですよ、また来て欲しいと。何度も何度も顔を出して欲しいと。
殺風景になってしまった町を見捨てないで欲しい。
再訪を待っているんですね。
客観的にも主観的にもずしんと感じました。

被災地では、『どうして?自分だけこんなことに?』と納得がつかない方もまだ大勢いますし、これからのことも心配で不安なのです。

でもボランティアの方々が現地に来てくれたときは、現地の方は笑顔になるんです。
ボランティアの気持ちの暖かい人が被災地の多くの人の元気を支えているのだと思いました。
現地の人間としても、本当に感謝しています。
さて、わたしたちTKdVも被災地ビューティボランティアの活動を続けて参ります、
みなさんに7現地に来て頂き、美容技術や特技で一緒に参加して頂ければと思います。
美容技術と書いてハードルを上げてしまいましたが、実際はおしゃべり相手や肩もみが大変喜ばれますのでどなたでもご参加頂けますのでお気軽に一度来てみてください☆

TKdV スタッフ 現地コーディネーター
尾形洋子

2012/06/07

【ボラ案内】7月29日(日)ぱれ★コレ2012in渋谷 ヘアメイクさん募集

ぱれ★コレ ファッションショー ヘアさんメイクさんヘアメイクさん大募集!
皆様、熱い夏が近づいて参りましたが如何お過ごしでしょうか。メイクのりかです。
来たる7月29日の日曜日、第2回パレットファッションショーが渋谷の渋谷 文化ファッションインキュベーションで開催されます。
今年も大好評により、引き続きTokyo de Volunteerが担当することになりましたのでヘアアーティスト、メイクアップアーティスト、どちらでも大丈夫なヘアメイクアップアーティストを合計20名ほど募集いたします。

モデルは合計30名、会場には300名ほどのお客様が入る大イベントです。
ぜひ、一緒に楽しいイベントを素敵なヘアメイクで盛り上げましょう。

ヘアメイクでない方も是非観客としてショーを楽しんでいただき、「~融合と想像~」を楽しんでいただき、会場を盛り上げて下さい。ネイルのボランティアや観客としての参加も同時に募集いたします、当日飛び込み参加もウェルカムですのでふるってご参加ください。
どうぞよろしくお願いいたします。 

Tokyo de Volunteer 副代表 松井 里加

参加申しこみ: こちらのフォームにご記入ください。

https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEF0Z3hMdm9RT05GaGMyYjY5czRFV2c6MQ#gid=0


本番: 「ぱれコレ2012 ~融合と想像~」
7月29日(日) 集合 09:00~
ショー 12:45~15:00 
場所: 渋谷 文化ファッションインキュベーション

その他、小数名打合せやリハーサルに参加できるかたがあればお申込み下さい。


打合せ:
6月17日(日) 13:00~16:00 
グループ別ワークショップ(本番のヘア・メイクの打合せ)
場所: 地域交流センター新橋 地下1階コミュニティホール
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/koryu/koryu_shinbashi.html

リハーサル:
7月14日(日) 12:00~17:00
場所: 渋谷 文化ファッションインキュベーション
http://bfi.bunka.ac.jp/etc/access.php

本番: 「ぱれコレ2012 ~融合と想像~」
7月29日(日) 集合 09:00~
ショー 12:45~15:00 
場所: 渋谷 文化ファッションインキュベーション
http://bfi.bunka.ac.jp/etc/access.php

ぱれコレ2010の様子。
ぱれ★コレ ファッションショー 制作支援

現在のぱれコレの進捗状況です。。。
http://npopalette.blogspot.jp/
 

2012/06/05

【活動報告】ママンサポーターズin 逗子コミュニティーパーク

今回はアフロディーテ 佐々井がレポートをさせていただきます。

来る5月19日(土)20日(日)、その日は天候にも恵まれ、
第15回を迎えた亀岡八幡宮での今回のイベントも、大盛況の内に幕を閉じました。
このイベントは、“逗子・葉山らしい、潤いのあるライフスタイル、人と人との素敵な出会いの空間”
をコンセプトに、さまざまな店舗が出展し、音楽あり、今回は野外オペラ!!などもあり、更に楽しく、心触れ合う癒しの時間となりました。









今回は、ママンサポーターズプロジェクト代表の野田さんが、xChangeという古着の交換会の主催者でもあることからそのブースの横を借りて、東松島のママンサポーターズプロジェクトチームの方々が心を込めて作ったストールと、新たに今回はカフェマットを販売しました。



前回のストールに続き、今回のキッチンマットは、花のモチーフのついた可愛いさとシンプルさがマッチしたデザインですが、ひとつひとつ組み合わせが異なり、それぞれが違った表情をもった魅力的な仕上がりとなりました。
ティーポットマット他鍋敷きや鍋つかみなどさまざまな使い方ができ、更にぶら下げて飾っておけるのも素敵!



 



立ち寄ったお客様も、みなさま興味を持たれ、被災地のお話にも熱心に耳を傾けてくださいました。ひとりひとりの心や気持ちがこもった作品だからこそ、そこに命が吹き込まれ、離れていてもひとつのつながりが生まれます。
















そして、購入していただいたみなさまの暖かいお気持ちが、深い絆を作り、たくさんの笑顔を作り出すのだと、あらためて実感させられた時間でした。
ますます、輪を広げていき、よりたくさんの方々にこの活動を知っていただきたいと心から思いました。


みなさまのお気持ちに感謝!!

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佐々井裕美さんはアフロディーテという会社を経営なさっており、"オリジナリティ溢れる癒しの空間コーディネート"をテーマに フラワーコーディネート・グリーンコーディネート・犬との生活提案など多岐に渡り幅広いプロデュースを行っていらっしゃいます。

野田さんのお知り合いでママサポのスタッフとして現在熱心に活動して下さっています。ご自身のお店でもママサポの製品を販売して下さっています。また、前回はTKdVのビューティボランティア活動の際にペットシェルターにも立ち寄ることを提案下さった方です。
ご自身でもペットレスキューのボランティアを呼びかけられているのでご関心のある方は連絡を取り合って下さい。

TKdV 代表 ちえ










【活動案内】ママサポの活動が東京新聞の記事になりました

皆さんこんにちは

今年の1月からスタートした、野田治美さんがプロデューサーとして進めてくださっているママンサポーターズの活動が6月2日(土)東京新聞で取り上げられました。


いままで、毎月平均4日間、野田さんが中心となって、東松島の仮設住宅の一つに寝泊まりし、被災者の皆さんの製品づくりの指導にあたり、プロジェクトを管理し春にはストールを100個完成させました。

現在も、野田さんやその仲間のヴァユさん、矢野裕子さん、北川みかさん、佐々井裕美さんなどの皆さんで協力してプロジェクトを進めてくれています。

改めて寄附によりこの活動を可能にしていいる、日本フィランソロピー協会とスポンサーの王子ネピアさんの「支える人を支えよう」 からの支援に感謝します。

ストールは後少しで完売です。

現在は裂き編みで作ったティーマット(鍋つかみやなべしきとしても使えます)とコースターを作成しています。