2011/03/24

3月26日(土)セカンド・ハーベストボランティア募集・今後に活動についてミーティング

Tokyo de Volunteer サポーターの皆様

まだまだ揺れるし、放射能物質の拡散など落ち着かない毎日ですが
無事お過ごしでしょうか。

さて、第2回目のセカンド・
ハーベストのボランティアがやってきました。
一日に3つのシフトのボランティアがあります。
一日中もできますが2シフトぐらいがちょういいかと思います。
今回は各シフト4~5人募集していますので、お誘い合わせの上どしどしご参加下さい。
もう、すでに何名か手を挙げて下さっていますが、まだまだ開いています。

また、セカンド・ハーベストは被災地にガンガン救援物資を届けています。良かったら活動をご覧ください。
http://www.2hj.org/index.php/jpn_home

日時: 3月26日(土) 
    シフト1(調理) 10:00~12:00(秋葉原駅 昭和通り出口 9:45集合)
    シフト2(配給) 12:30~14:30(上野駅公園口12:20集合)
    シフト3(片付け) 14:30~16:30(秋葉原駅 昭和通り出口 集合)


どのシフトに参加可能か連絡下さい!


また、当日のボランティア後に出来れば今後の活動についてミーティングを行いたいと思います。
JETAAやWORLD CAMPUSの安井さん、何か一緒に出来るかもしれませんので、よかったら集まって相談しませんか。その他、今後の活動について話あいに参加したい方々連絡下さい。
土曜日の夕方に集まってその後懇親会でも致しましょう。

よろしくご協力お願いします。

ちえ

以下、余談ですが、災害に関連して少しシェアリングを

現在、官邸がTwitterを通して必要な情報が発信されています。
どうしても、テレビなどの情報だと端折られてしまうので情報はできるだけソースに行って確かめて下さい。
http://twitter.com/kantei_saigai

【東京都水道水】枝野官房長官会見(11:00)/都の水道水の乳児摂取を控えるよう要請したのは非常に保守的な基準値に基づき、念には念を入れて行ったもの。乳児以外には身体に全く影響がない。冷静な対応をお願いしたい。

だそうです。 

 全くというのは言いすぎという批判もありますが、しかし健康に被害が出るレベルでは無いようです。ただし、まだまだ今後どうなるかはわかりません。ご存知のように雨が降ると空中の放射性物質が降り注ぐので数値が高くなります。
 が私が思うに、現時点では、急激に原発でのリークが増えない限り、将来癌になったりするような値ではないので、たとえ東京から離れるほうがよいとなっても、あわてるようなことではないと思います。

また、東京都の放射線関係の数値についてはこのリンクで随時発表されています。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/

さらに、食べ物出荷制限・摂取制限等に関しても政府発表は官庁のウェブサイトに載っているので、確認することができます。
http://www.caa.go.jp/index.html

また、原子力安全院のFAQです。
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/qa.html

ちなみに私の高校の同級生からのメールには以下のように記されています。

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普段、循環器内科医として冠動脈や不整脈のカテーテル治療などで放射線を使用して仕事をしているのに、“被曝”に関して全く知識が無く、反省しています。


少しでも皆様のお役に立てればと調べてみました。

以下は日本循環器学会の『循環器診療における放射線被曝に関するガイドライン』からの抜粋です。


一般論として放射線障害には確定的影響と確率的影響があります。

確定的影響というのは少しぐらい放射線を浴びても障害が発生する可能性は0%ですが、ある値を超えるとその可能性は急激に高まり100%まで上昇する。この値のことを「しきい値」と呼びます。このしきい値は臓器の感受性によって異なります。被爆線量の増加に伴い、重症度も増加します。現在TVなどで言われている何mSVで死亡するというのはこの確定的影響のことです。しきい値を超えたと言っても、超えればすぐに障害が発生する訳では無く、あくまでも発生確率が急激に上昇するので言っているのは確率です。この辺がすごくややこしくさせています。単位はGy(グレイ)を用います。(図1A)

一方、確率的影響というのは少しの放射線被曝であっても細胞が死滅せずに修復されるとき、生体防御機構が十分に機能しないと潜伏期間の後に悪性の状態、つまり癌の発現をもたらすことがある。線量の増加とともに発生確率は増加する。十分に低い線量ではおそらくしきい値はありません。しかし癌の重症度とは関係がないとされています。単位はSv(シーベルト)を用います。(図1B)


GyとSvの関係は下記を参照してください。

http://www.aomori-hb.jp/ahb2_08_h07_term.html


以上のように書くと不安になるかもしれませんが、我々放射線診療従事者の法定での線量許容量は

①、100mSv/5年間

②、50mSv/1年間

③、女子は上記+5mSv/3ヶ月間

④、⑤は妊娠中に関してなのでややこしくなるのでおいといて

⑥、眼の水晶体については150mSv/1年間

⑦、皮膚については500mSv/1年間

とされています。

一般の方の1mSv/1年間より遥かに高い許容量です。


チェルノブイリ白内障研究では放射線性白内障が250mSv程度の線量で発生しうるとされているそうなので、⑥の値から考えて、上記の値も少なくとも約1.5倍程度の安全域がもうけられているのではないかと推測します。またこれ以下の線量で癌の発生が増加したとの報告は無いようです。もちろん癌は被曝がなくても発生しますので、癌にならない値という意味ではありません。図1Bも自然発生率からどれだけ増加するかを表しています。


そうなりますと昨日までのデータですが、退避圏外の被曝量は非常に少ないのではないかと考えられます。もちろん、被曝線量は距離の2乗に反比例すると言われていますので、少しでも離れる方がベターとは思いますが、あまり焦りすぎないように行動することが大事と思います。

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では、皆さん東京にいても節電は物資不足などチャレンジが続きます。助けあいながらがんばりましょう。
まずは、土曜日お願いします。
ちえ
--
Chie Kobayashi
ck295@columbia.edu
ck295ny@gmail.com

2011/03/15

炊き出しご報告&災害について・・・

皆さん、無事でいますか?

Tokyo de Volunteer のちえです。

ご家族やお友達が被害に会われなかったことを祈っています。

震災翌日の混乱続く3月12日土曜日でしたが、予定通り、セカンド・ハーベストの炊き出しが行われました。Tokyo de Volunteerからも4名ほど参加のはずでしたが、私もなかなか到着できず、1時間も遅れてしまいました。が、遼君はバシッと到着、バリバリボランティアに参加してくれました。

当日は550人ぐらいの方に暖かい食事と日持ちのするパンなどの食べ物をお渡しして帰ってきました。

私はニューヨークで9.11を身近に経験しました。
今回はそれとは比にならないくらいの大被害ですが、やはりその時を思い出さずにはいられません。
ニューヨークでは紀元前・紀元後のように、Before 9/11, After 9/11という言い方をします。
9.11のあとのニューヨークは以前のNYとは全く別ものという意味です。
前より優しくなったし、お互いの信頼が深まったし、結束が強くなったし、コミュニティーとして強くなりました。ニューヨーカーはそのことを誇りに思っていますし、その2年後にあった大停電のときの対応などはそれを証明するものでした。
東北は危機的な状況ですが、すぐに飛んで行けない我々としては、身近にいる人の問題も依然として変わらず存在することも忘れずに、日本全体が協力して、よりよい社会にと復活できるようがんばりましょう。

 東北方面に親戚やお友達がいる方もいると思います。遠くで何もできないことに悔しく思っている方々も多いと思います。こういう時に一人でいてもなんだか落ち着かないと思いますので、お互い声かけあってがんばりましょう。

 9・11の直後にジュリアーニ市長がこういうときだらからこそ、お互いの大切さなどを確かめあうためにも、経済活動をストップさせないためにも友達や親戚で誘いあってお出かけして下さいと市民にお願いしていました。

 だからというわけではないですが、近いうちに皆さんであつまって、作戦会議兼懇親会でも開催したいと思います。(節電のじゃまにならないように昼間の花見でも。)幹事さん募集します!連絡下さい。

しぶとく、まじめに、おしゃれに、力強く復活する、NIPPON!をめざしてがんばりましょう。
それぞれ気をつけて。

ちえ

2011/03/09

2月26日 セカンド・ハーベストでのボランティア活動報告 by かなさん

Tokyo de Volunteer のちえです。

みなさん、おひなまつりですよう~
桃の花など飾りましょうか。

さて、去る2月26日に開催されたボランティアイベントの報告
当日参加して下さったかなさんからいただきましたので、シェアリングしたいと思います。
このJETAAはこのイベントに継続的に参加していますので、
今後も人が足りない場合などにヘルプに入ることになると思います。
次回は3月12日と3月26日です。
やってみたいと思う方は連絡下さい。
では、かなさんからのご報告です。

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JETAAの方々とNPO法人Second Harvestの活動に参加して参りました。
Tokyo de Volunteerからは私、石井佳奈と金山七海が参加させていただきました。

Second Harvestの活動のひとつに上野のホームレスの方々を対象にした炊き出しがあり、今回はその準備のボランティアをさせて頂きました。
配給活動に必要な準備とは、スープなどの調理だけではなく、パンを数えて袋詰めしたり、野菜や果物の仕分けもあります。地味な作業ではありますが、それがどれだけ大切な作業であるのか、実際にやってみて実感しました。

私たちはTeam Breadとしてパンを数え、袋詰めをしていきました。
パンは主に、当日消費期限のCostcoのベーグル、クロワッサン、ドーナツなどです。消費期限とは“安心して食べられる期限”であり、未開封の状態で正しく保存されていれば、食べても安全です。当然、配給するものは未開封ですので、おいしく食べて頂けるのです。
私は実際に、上野公園には行けなかったので、どれだけの数の方がこの配給を待っているのかは実際に目にしていません。ですが、大量のパンから予想するに、私の予想以上の数の方々がこの配給を心待ちにしているのだということが分かりました。

Team Breadのお仕事のあとは、野菜・果物の仕分けです。
同じくCostcoからと思われる大量の野菜や果物ですが、生ものですから、もう腐ってしまっているものもあります。それを丁寧に除いていく作業です。じゃがいも、とうもろこし、いちご、ぶどう、グレープフルーツなど、もう食べられない状態の物を除いていきます。

「配給するときに、その場でやればいい」
そう思われる方もいるかもしれません。ですが、ダメになってしまった野菜や果物を手渡されてしまったら、受け取った方はどう思うでしょう?
心待ちにしていたものが、期待を裏切る形であれば、心も傷つくと私は思います。

安心して食べられる、安全な食べ物を。
それを配給するために、地味に見える準備のお仕事は配給をすることと同じくらい重要なんだと思いました。

Second Harvestの理念は“すべての人に食べ物を”というとっても、明確なものです。
物資豊かな日本ですが、豊かなだけに、無駄になっている食物が本当に多いのです。
いわゆる食べ残しではなく、実際に出荷されても売れ残り廃棄処分されてしまうもの、製造されたにも関わらず出荷することなく廃棄処分されてしまうものも決して少なくないのが現状とのことです。
廃棄処分されてしまう寸前の食物を有効活用するために、フードバンキングを行い、貧困線以下で生活を強いられている方々に運び、有効に活用してもらう、この考え方は、現代社会が求めているエコロジカルな考えにもつながると思いました。

誰もが参加できて、経験を問わないボランティアです。
Second Harvestの代表がアメリカ人ということもあるのか、JETAA以外のアメリカ人ボランティアの方々もいらっしゃり、英語を使いたいという方も楽しめるのではないでしょうか?

最後は、すでにカラフルなサインで埋まっている事務所の壁に、今回初参加の私たちも名前を残させていただきました。
しっかり、Tokyo de Volunteerの名前も書いてきました!

このように意味のある活動を行っているNPOをサポートするとともに、ますますTokyo de Volunteerの活動が広がっていくと素晴らしいですね。


石井佳奈
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かなさん活動&ご報告ありがとうござました。

ちえ