2012/09/26

【活動報告】8月25日(土) 福島アニマルシェルターボランティア


みなさんこんにちは!
今回はアフロディーテの佐々井さん から福島シェルターボランティア活動報告をいただきました。
力作です。シェルターの実情などよくわかります。ぜひお読みください。

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活動報告が大変遅くなりまずはお詫び申し上げます。
去る825日(土)に、個人的にも5月より活動しておりましたが、私、佐々井が、今回はトーキョーでボランティアメンバーとして福島シェルターボランティアに参加させていただきました。当日早朝よりファンケルさんご提供の貸切バスにて福島第一・第二シェルターのボランティア活動に参加させていただいた内容をレポートいたします。

以前の活動報告(下記)にも、強くボランティア人員の必要性を要するということで今回は、ファンケルさんの方々が多く手を挙げて、活動参加してくださった。http://tkdv.blogspot.jp/2012/05/20110512.html
貸切バスということで、第一・第二シェルター2箇所に分担して行けたのはとても有難いと思った。
というのは、第一は飯野町というところで、第二の三春町から40から50分更に離れたところにあるため、個人的なボランティアではなかなか両方に参加するのは難しいからだ。

上記の活動報告は第一シェルター、こちらは里親が必要な子たち。
私は、個人参加で日帰りの為、場所がら前回2回とも第二シェルターの三春町だった。
こちらは、仮設住宅から解放されるのを待っている飼い主さんたちのペットたち。
なので、飼い主さんたちはいるけれど、いつ戻れるかもわからない、いわゆる先の見えない状況のペットたち。

私は、迷った末、前回からの流れで三春町に行かせてもらった。
この日は、8月という世間では夏休み月の最終の土曜日ともあり、各地からのボランティア希望も多く、結局20名近くとなり現地スタッフと併せると、26、7名位という多人数となった。
このことについてまず話せば、多すぎても少なすぎても、活動としては困る現状。
今回は、親しい友人たち2名との参加。同行したかったもう一人の友人は、人数制限で断られた。正直、多すぎるということはないと思うが、5時間、という決まった時間であることと同時に、現地スタッフさんとしても指示ができなくなるからだ。
しかしながら、平日は相変わらず人手がまったく足りないという。
この状況をまずはやはり克服しなければ、例の散歩の時間が足りない、をはじめ、その他のケア時間も短いままでも仕方ないのが現実だ。

今回は、バスが渋滞にあい、スタート時間より大幅に遅れてしまったため、午前中の大事な 犬舎の清掃 というのが終盤に近づき、中途半端になってしまうからと、そのまま休憩に入ることになった。
せっかく来たのに休んでいる時間も惜しいね・・・と申し訳ない気持ちになった。
ワンちゃんの散歩というありがたい仕事がメインになってしまったが、人手が多いということで、結局、活動時間は変わらないため、
1匹に2人が付いての散歩となった。
だから、少しゆっくりめに。。。
すると、状況がわかったかのように、生い茂る緑の中にモクモク、モクモク、どんどん行っちゃう子♪♪
気持ちいいなぁ。。。
よかった~!!
みんないつもより伸び伸びしていたように思える!
というのは、私としては、前回、5分という散歩時間の延長他、改善点を書面にて提出していたのだが、(多くの方が同じ意見)やはり、行政、ということもあり、さまざまな理由から、簡単に仕事内容を変更することができない、との回答だった。

ただ、最低限改善していただきたかったのは午後の一番暑い時間の散歩タイム。
13時~14時過ぎ・・・この猛暑の中、やっと外の空気に触れた彼らが、アスファルトの太陽が照りつけた地面を歩かなければならないのがやはり、不憫でしかたなかった。。。
でも、排便を5回もした子がいた!! 多くの子達は、室内でするのが嫌で我慢しており、出たとたん、廊下からもらしてしまう子も少なくない。
 
嬉しかった! 気持ち良さそうに。。。してい~い? してい~い?って!!






そして新たに敷地にはプレハブ小屋がいくつも増設されていた。。。
これは、今なお、原発近くで俳諧している動物たち(ここでは犬猫たち)を新たに捕獲し、ケアをするための小屋だという。
これには、また更に複雑な思い。
繁殖してしまった動物たち、人間になつかなくなってしまった動物たち、、、
野生で生きている彼らを、またこの先の見えない状況下、限られた空間で生かさなければならないという現実。。。
もちろん、食べ物や寝る場所、清潔と安全・・・それらを確保してもらえるという生命線を与えられるのであるから、ある意味シアワセとも言わなければならないのだが、現状、ほぼ自由のない暮らしを強いられている先住の動物たちを目の当たりにすると果たして、彼らにとって本当の幸せとは、いったいなんなのだろう・・・
と、またしても胸が張り裂けそうになったのも事実である。



でも、とにかく、いや、だからこそ、現地シェルター活動はし続けなければ・・・
更に人手は足りなくなるのだ!!

三春町が先に終わり、バスのお迎えを待って飯野町にある第一シェルターへ。
中には入れなかったが、第二シェルターとは違い、もともとあったシェルターということで
プレハブの大きな体育館のような場所だった。
 
そこには冷暖房完備で各自が快適に彼らのペースで暮らしていた、とケアをされたボランティアさんが説明してくれた
(上記リンクページ参照)



そんな中、7月に猫ちゃんが生まれたという。
ちっちゃな、ちっちゃな、命。。。
でも、大切な大切な命。。。
無理を言って、抱かせてもらった。
とても、あったかかった・・・
なんだか、可愛らしい横文字の名前が付けられていた。
そう、この子はもう里親さんが決まり、もらわれて行くらしい。
よかったね!!
そして、ありがとう。
いろんな意味で。。。

そうだ、三春町ではハナちゃんが前回も、そう今回も、覚えてくれていた。
最後に、また来るからね・・・と伝えた。
クぅ~ん、クぅ~ん、とペロペロ舐めてくれた。

ありがとう。。。  またすぐ会いに行きます。



そう、彼らには心と意志があるのです。
気持ちがあるのです・・・

10月にも、有志でも、どんな形でも行く予定で、継続する予定です。
ひとりでも多くのボランティアさんの参加を心より希望します。

今では、三春町の飼い主さんも、先の見えない復興予定に、泣く泣く彼らを手放す決意をした方々が現れ、
里親さんの募集は、飯野町に加え必須です。飯野町は今は里親さんが増え、30頭程度に減ったらしく、近い将来三春町に統合される予定だそうです。
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ご報告ありがとうございました。
佐々井さんはプレシャスの活動もお手伝いいただいており、お店ではプレシャス製品を取り扱ってくださっています。
今後とも、よろしくお願いします。 

ちえ

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