2011/09/02

[活動報告]8月30日(火) 大槌町ビューティボランティア




皆さん、台風も接近しておりますがご無事で過ごされていますか。

さて、先日の大槌町でのビューティボランティアの報告です。
総勢23名で伺いました。
TKdVの震災前からのメンバー、よしこちゃんの郷里の大槌町に伺いました。
私も何度か被災地に伺っていますが、大槌町の被害を目のあたりにして新たに深い喪失感を味わいました。でも、頑張っているおばあちゃんたちやホームの方々、よしこちゃんのお父様・お母様が一所懸命明るく町を盛り上げようとしている姿に、ボランティアももちろんですが、我々も日々できることを頑張って復興を支援していかなければと思いを新たにしました。
今回は出発時、無事解決したものの、大事件が発生し(汗;)、帰りも横浜には電車のある時間には到着できず、ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
今回やっと大槌町に行くことができ、改めていままで参加して下さった皆様、ファンケル様、あたたかくボランティアを受け入れて下さった、大槌町をはじめの被災地の皆様に感謝します。

当日はケアプラザおおつち(介護老人ホーム、高齢者施設)佐野屋球場跡地に建てられた仮設住宅に分かれて活動をしました。ホームではよしこちゃん一人で15人近くの方のカット。メークの方々も15人近くできたと思います。ファンケルのお二人も広いホームをあちこち歩いてハンドマッサージなどをサービスしていました。メークをしている場所ではピアニストの池田みどりさんが素晴らしいジャズや童謡などを弾いて下さいました。102歳のおばあさんからお歌をならったり、歌を歌いだすととっても元気になる皆様を見てこちらも幸せになりました。
また、スタイリストの麻里さんが n44(ナンバー44) から衣装を借りてきて下さいました。ヘア・メイク後、スタイリッシュな衣装に身を包んだご婦人方は見違えるような強い光を放っていらっしゃいました。
もう一方の佐野屋球場跡地では小瀬さん、鶴若さんが20人以上の方のヘアを切り・染めて全力出し切って対応してくださいました。カメラの方も巨大なプリンターを抱えて参加してくださり、NYdVからの支援者も参加して下さってヘルプして下さり、その場でお写真をお渡しするという試みもできました。メイク・マッサージの皆さんも協力していらっしゃって下さった皆さんがよい時間を過ごせたのではないかと思います。

そして、ボランティア終了後、2m浸水したにも関わらず、大槌でもいち早く再開した商店として有名な「ファミリーショップやはた」で帰路の飲み物やお土産などを買って行きました。お母さんから山ほどお惣菜のさしいれを頂き、みんなでバスの中でおいしく完食しました。

また、参加者の皆さんからの感想の一部をご紹介します。
- 普段知り合うことのない方々ともあえ、楽しい時を過ごし、力をもらうことができました。
- 東北も変わってきているのを感じた。
- 102歳のおばあちゃんの少女のようにかわいらしい笑顔を見ることができた。普段から老人施設に勤務しているが、皆さんそれぞれ大変だろうが職員のかたが明るくがんばっていて本当に頭の下がる思い。
- 一日で帰るのが残念、今度はもう少し長くいて東北の方々ともっと触れ合いたい。
- 本当に近しい人が亡くなっていたり、助けた方が目の前で亡くなったなどの体験談をお伺いした。それでも、明るく、前向きに生きている生き方に感銘した。
- 岩手も被災地も初めてだった。信じられない気持だったが、本当に起こったことなんだと実感できた。逆に元気をもらった。
- ここで出会った方はパワーがあった。福島にも行ったことがあるが、被災地でも状況が違うことが良くわかる。 
- 岩手出身だが被災地は初めて。薬を飲んでも2時間しか寝られないとか、頑張って笑顔を作っても明日壊れるんではないかなど不安と闘うお気持ち伺うことができた。少し来てよかったと思った
- 東北に初めて来た。参加できてうれしい、ビューティで発散できるのはいいことだと感じました。また、参加したい。 
- 若い方々がボランティアに参加して、少しでも人生を変えることができるんだと思う瞬間に立ち会えてうれしい。 
- 東北でのボランティアは3回目。一人ひとりの力は小さくても集まれば大きな笑顔が作れる。震災が終わったことだと思われないよう、一人でも多くの人にこちらでのボランティアを伝えたい。
- 来るたび体力的に大変な現場ですが、めげずにまた参加していきたい。
- 皆さんのに喜んで頂き笑顔を頂いた。復興のエネルギーは現地の人の笑顔だなと思った。世界中に伝えて行きたい
- 震災で写真のチカラを信じていたのに無力感を感じていたが、役にたてたかと思う。他にもコネクト311という活動をしているのでよろしく。http://www.connect311.jp/
- 仮設住宅に住んでいる方々の会話を始めるきっかけにもなると思った。ビューティもそうだがそういう住民の方の集まる機会でもあると実感した。
- メークをされた方の前後の表情の変わり方がすごい。こメークをして喜んでいただけるか疑問だったが、れが真実なんだなと感じた。参加できてうれしい。今後もこの活動に参加し、発信していきたい。  
- ボランティアは敷居が高かったがこのような気軽に参加できる機会があって感謝する。
- 大槌町はファンケルにとっても原料の工場があったが、地元の人の頑張りでいち早く復旧して頂いた。お礼に来なければとおもっていたが、チャンスをいただいた。
- 自身が家が流され、母に死化粧と思っていたが母は未だ行方不明。ボランティアを続けている。ボランティアをして頑張っている人をみて、頑張ろうと思える。被災地に来て思うことを伝えて、また東北に来てほしい。 

今後も活動に参加していただき、まだまだ先の長い険しい復興の道を進んでいく東北の実態を周りの方に伝えて行ってほしいと思います。
今回も皆さんありがとうございました。
TKdV ちえ


0 件のコメント:

コメントを投稿